副工場長のオフィス

ちなみに私は副工場長ではありません。

手の立体感

指導のために描いた図です。 手を立体的に描くコツを説明する際に描いたのですが、少ない手数でもリアルな手の立体感が表れていると思います。 ポイントその1 手の角度とポーズ 物を立体的に描く際には、立体感が伝わりやすい角度を見つけることが大切です。…

映画「Godzilla: King of the Monsters」

このブログを開設した当初は映画紹介の記事がメインでしたがしばらく遠のいておりました。 久しぶりの映画紹介です。 2014年公開「Godzilla」の続編、絶賛公開中のハリウッド大作であり、「モンスター・バース」シリーズの3作目である。 65年前に第1作が制…

15分制作

指導のために、またデモンストレーションをしました。 生徒にポーズさせて、15分で制作しました。 75センチ×60センチくらいの画面に木炭で描いたものですが、超短時間なので描き進め方を工夫しないといけません。 シルエットを正確に捉えるだけでなく、立体…

石膏像

今日は生徒のお手本として石膏像を描きました。 短時間で形を捉える訓練ということで、1時間ほどで描いたものです。大まかなフォルムや立体感を優先し、細かな部分の構造は省略してあります。 石膏像を描く上で大切なのは、像の形と動きの正確性です。 実物…

街角インスタレーション②

気付いたらもう年末。 今年も仕事やら制作やらでバタバタしながらも、実りがあったのか無かったのかよくわからない一年を過ごしてしまいました。 そんな中、例の街角にクリスマス仕様のディスプレイが作られていました。 ほんとに誰が作っているのか。 ツリ…

授業

デッサンの授業でちょっと描いてみました。 黒い支持体に白いチョークで描くというのは、鉛筆デッサンや木炭デッサンと違ったプロセスなので新鮮でした。 最近よく見る手法ですが、我ながらなかなかよく描けたとは思います。 しかしこの手法を得意とする彼等…

北海道④

翌日、札幌から飛行機で函館に移りました。 電車で4時間ほどかかるところを、飛行機だと30分ほどで着いてしまいました。 乗ったのは小型の旅客機で、数十人の乗客を乗せて器用に小回りしながら飛ぶ様子は、旅客機というよりバスに近い感覚でした。 函館につ…

北海道③

札幌から小樽に移動しました。 電車で数十分。途中、海岸ギリギリを通る箇所があり、なかなかスリリングな路線でした。 小樽駅から少し歩き、小樽運河を下流から上流に上がりました。 途中、何かの工場か倉庫の廃墟のようなものがあり、しばらく観察していま…

北海道②

夕方札幌に到着し、宿にチェックインした後に夕飯を食べに外に繰り出しましたが、都市部であろうと北海道は道が暗い。 街灯が少ないからか道が広いからか、車通りが少なく静かだからわかりませんが、夜7時にもかかわらずまるで深夜3時のような静けさと薄暗さ…

北海道①

先日、仕事の関係で北海道に行ってまいりました。 小学校4年生の時以来、2度目の北海道です。 気温は東京とそこまで差はなく、やや肌寒い秋の気候でした。 前回訪れた時はツアーの旅で、好きに観て回れるスケジュールではなかったのですが、今回は自由な時間…

屋上モニュメント②

ちょっと面白かったのでご紹介。 先日、あてもなく散歩していたらこんな屋上モニュメントに出会いました。 金網。 見りゃわかるわ。 一体誰への、何のための説明なのか、 このナンセンスさに絶句します。 ちゃんと確認はしなかったのですが金網製造業者のビ…

クロッキー、その4

今回も仕事で人物クロッキーをしてまいりました。 時間が短かったので中途半端な感じで終わってしまいました。 重要なポイントは、どんな服装でも内部の人体構造を把握すること。 衣服に気を取られると人体のプロポーションが狂ってしまいます。 絵に描かれ…

静物デッサン

今回は仕事で静物デッサンを描きました。 画用紙に鉛筆で描いたものですが、パースと立体感、空間を正確に捉える、いわゆる「基礎力」を磨く課題です。 今回はお手本として制作しました。 やってみるとむずい。 形がシンプルであるほど間違いが目立つので、…

夏らしいこと①

しばらくブログをサボってしまった。 仕事がだいぶ落ち着いてきたのでまた投稿しようと思います。 仕事場の屋上から、かなり遠くの花火が見えました。ぐったりするほど暑い夜に、テレビアンテナ越しの小さな打ち上げ花火を見るのもなかなか乙なものでした。 …

さなぎビルディング

僕は建造物に関心がありますが、建築全般に興味があるわけではありません。 関心の薄い建築で言うと、有名建築家による造形美と機能美を兼ね備えた洗練された建築。その素晴らしさを理解することはできますが、心を持って行かれたことは無いのです。 高層ビ…

タワークレーン②

僕の自宅の向かいには、最近新しく建てられた巨大なマンション群が建ち並んでいます。 もとの古い団地を取り壊し、数年がかりでマンションは完成しました。 このような大きな建物の建設には必ずタワークレーンが稼働するものです。 家の向かいに随分長い期間…

計画性について

今週は締め切りの作品を仕上げることに根を詰めておりました。 最近はこれまで以上に作品の密度を上げることを心がけて描いていることもあり、一枚一枚にとても時間がかかります。描くこと自体にもそうですが、それ以上に絵の細部に何を構成するかを考えるこ…

久々の大学訪問

先日、仕事の関係で出身大学に行ってきました。 去年の秋頃に一度訪れているので久々と言えるか分かりませんが。 僕が院を修了したのが4年ほど前。もちろん学生の顔ぶれは一新しているのですが、僕の同期が助手をやっていたり、研究室の先輩が非常勤講師を務…

雨の日に聴く曲④

雨の日に聴く曲シリーズ、今回をラストにしようと思います。考え始めるとあれもこれもと紹介したくなってくるので。 以前の記事 雨の日に聴く曲① - 副工場長のオフィス 雨の日に聴く曲② - 副工場長のオフィス 雨の日に聴く曲③ - 副工場長のオフィス Kim Hior…

雨の日に聴く曲③

今週のお題は変わってしまいましたが、引き続き雨の日に聴く曲のご紹介をいたします。 今回はUKロックバンドで揃えてみました。 以前の記事 雨の日に聴く曲① - 副工場長のオフィス 雨の日に聴く曲② - 副工場長のオフィス Thirteen Senses / Gone 2005年リリ…

雨の日に聴く曲②

今週のお題「雨の日の過ごし方」 いまいち、梅雨なのかそうじゃないのかはっきりしない今日この頃ですが、今回も今週のお題から派生して雨の日に聴く曲をご紹介したいと思います。 前回の記事 雨の日に聴く曲① - 副工場長のオフィス Little People / Unsaid…

雨の日に聴く曲①

今週のお題「雨の日の過ごし方」 初めてお題を取り入れてみました。 僕は雨が嫌いです。 とにかく靴が濡れるストレスに耐えられない。 ここ数年はレインブーツを愛用しているのでそれも少なくなりましたが、レインブーツとて完璧ではない。履き続けていれば…

橋脚

男児には「電車期」というものが存在します。全員ではないのですが、電車やSL、新幹線などの鉄道に夢中になる時期を多くの男児は経験します。(電車期は勝手に作った造語です。) 御多分に洩れず僕も3歳頃から「電車期」が始まりました。 鉄道の路線の名前を…

美術系高校②

今回も高校時代のお話。 前回の記事 美術系高校 - 副工場長のオフィス 高校入学当初、女子たちのファッションの振り切り具合に衝撃を覚えましたが、もう一つ驚いたのが美術の授業の多さでした。 まぁ美術系なので当然ではありますが、一週間の授業の3割以上…

美術系高校

Facebookで高校時代の友人が活躍している記事が流れてきて懐かしく思い、今回は高校の頃について書こうと思います。 僕が通っていたのは公立の美術系の高校で、とても少人数の学校でした。 入試では学科と実技の試験があり、高校入試と言えどそれなりの画力…

都市の溝

東京駅近辺は僕の散歩テリトリーの一部です。 立ち並ぶオフィスビル、疲弊しきった駅構内、ライトアップされた消費者金融の看板。 そのような現代社会の情景を見つけに町へと繰り出します。 今回は「溝」に焦点を絞ってみました。 表向きの煌びやかさや、ハ…

埋立地②

再び、埋立地に行って参りました。 やはり建造物がひたすらシンプルである。 倉庫や運送会社の建物は機能最優先なのだ。 装飾性を排除すると、オフィスビルも住宅も全て直方体になるのだろう。 運河沿いに積まれたコンテナの隙間が、薄暗い路地裏のような怪…

埋立地

今日は東京湾の埋立地に行って参りました。 この風景がとにかく好きなのです。 かれこれ小学校高学年から。 人の息遣いがしなければしないほど、建造物は美しい。 そう思うのは僕だけでしょうか。 オフィスビルには町のシンボル兼広告塔として着飾るという心…

美大受験②

今回は僕が美大受験をしていた、浪人時代のお話。 パート1はこちら http://rileyy.hatenablog.com/entry/2018/04/23/214201 僕は高校3年生、一浪、二浪と、予備校に3年間通いました。 東京の繁華街にひっそりと佇む美大受験予備校と家との往復の日々でした。…

タワークレーン

今日も制作の合間にちょっくら散歩をして参りました。 最近は日常風景の中から僕が気になった物体について投稿することがありますが、今回もその類です。 タワークレーンをご存知でしょうか? マンションや高層ビルの建設の際に必ず現場に現れる脚の長い謎の…