副工場長のオフィス

ちなみに私は副工場長ではありません。

美術系高校

 

 

 

Facebookで高校時代の友人が活躍している記事が流れてきて懐かしく思い、今回は高校の頃について書こうと思います。

 

 

 

 

僕が通っていたのは公立の美術系の高校で、とても少人数の学校でした。

入試では学科と実技の試験があり、高校入試と言えどそれなりの画力が問われます。

デッサン力が特別あったわけではなかった僕は恐らくギリギリラインでの合格だったのだろうと思います。

 

 

 

 

一学年に2クラスしか無く、クラス替えはありません。男女比は圧倒的に女子が多いという変わった形態の学校でした。

僕のクラスの男子は40人中6人。入学当初は何かの間違いで女子校に紛れ込んでしまったような気分でした。

 

 

 

 

その上うちの高校には制服が無く、ファッションに関する禁止事項が全くありませんでした。

中学までの厳しい風紀管理から解放された女子高生は、威圧感抜群のぶっ飛びファッションで毎日登校して来ました。美術系ということもあり各々が個性の比べ合いに命をかけ、教室は原色の洪水のようなド派手女子たちに溢れていたのです。

 

普通の高校なら金髪にしただけで相当目立ちますが、うちの高校ではそれは大人しい方です。

のツートンカラー、姫カットで毛先だけショッキングピンクパーマのかかったモヒカン女子銀髪坊主女子

補導されても文句言えない頭です。

 

当然その派手な頭に釣り合う、派手な服装をしています。

右脚は黄色、左脚はピンクのタイツ、平野ノラにも勝てそうな真っ赤なジャケット、もう穴を開ける場所が見つからないほど無数のピアスに埋もれた耳。

 

それでいて彼女たちは至って普通の、むしろ穏やかで奥ゆかしいタイプの女子でした。

他校のちょっと制服を着崩した茶髪女子高生にビクビク怖がっていました。自分たちがどれだけ近隣住民を怖がらせていたかも知らずに。

 

 

 

 

とまぁ、そんな特殊な顔ぶれと歪な環境の中で美術と一般教養を学ぶという、刺激的な3年間を過ごしました。

 

今回はここまで。

また続きを書きます。