屋上モニュメント
小雨降りしきる中、散歩をしてまいりました。
僕にとっての散歩は作品制作に関する熟考と、制作に必要な取材を兼ねています。
散歩の間には都市風景の色々なものに目が行きます。
今回はこれ。
こういった造形物を引っくるめて「屋上モニュメント」と、個人的に名付けています。
高いところにあるのでなかなか目が行かないばかりか、そもそも鑑賞物として作られたものではないですよね。
しかしそれが良いのです。
目につかない部分であるからこその無骨さ、デザイン性を排除した角張った機能美。
屋上モニュメントに限らずですが、都市風景の片隅には意外な見所が山ほどあると感じるのです。
こうやって並べてみると、ある種の造形美を感じずにいられないのです。
僕だけかな?
こういった都市風景内の構造物のいじらしさが、僕の創作意欲の一端を担っているのです。