副工場長のオフィス

ちなみに私は副工場長ではありません。

制作BGM

予告した通り、制作中に聴く音楽についてご紹介したいと思います。 今回の新作制作に関わるBGMはこちら。 AIR - Once Upon A Time (Official Audio) - YouTube 個人的な意見にはなるのですが、初めから終わりに至るまでのピアノの旋律の美しさと、それが次々…

新作

昨日から本業における新作の制作を開始しました。 夏に開催される割と格式高い展覧会に出品する作品です。 多数の作家さんの作品が一堂に会し、購入することもできます。 僕はまだ若手作家で知名度も低く、絵の値段もかなり安いのですが、そこで沢山のお客様…

画材調達

本日は新宿の世界堂本店に画材を買いに参りました。 夕方に世界堂前でスマホパシャパシャやってたのは僕です。 小ぶりのサイズではありますが新作を描かなければならないので、キャンバスと描画材を買ってきました。 ビル一棟丸々、画材屋さんです。 高校生…

鉄塔

幼い頃から何となくその存在が気になっていたのが鉄塔です。 幾何学的で無機質な形と色をしており、しかしながらどこか生物的で、骨格標本のようにも見えるその巨大な物体に好奇心と畏怖の念を抱いていました。 鉄塔にも種類があり、送電線の支柱を担うもの…

雑居ビルの側面

よく新橋や渋谷など雑居ビルが多く見られる街の風景を見に行きます。 繁華街には雑居ビルがビッシリとひしめくように建てられていますが、この壁面もなかなか見ごたえがあるのです。 先日投稿した「屋上モニュメント」も雑居ビルの上によく見られがちですが…

街角インスタレーション

数ヶ月前から気にはなっていたのですが、近所のビル建設現場の一角にちょっとした空きスペースがあり、そこに誰の意向か分かりませんが手作りショーウィンドウ的メッセージが展示されていることに気が付きました。 見たところディスプレイのプロフェッショナ…

クロッキー、その1

iPadでクロッキーをしました。 クロッキーとは、ごく短時間でサラッと描くことです。形を取る練習ですね。 昔はクロッキーが非常に苦手で、とにかく「線が固い!」と、予備校の先生に言われていました。 一発で形を正確に描こうとすると線が固くなり、逆に形…

デッサン「立方体」解説

前回投稿した立方体の描き方解説です。 前回の記事はこちら デッサン「立方体」 - 副工場長のオフィス 目次 3つの面を描く パースとは? 光の方向と陰の付き方 遠近感と鉛筆づかい 3つの面を描く 箱状の形を描く場合は、上面、右側面、左側面の3つの面を…

デッサン「立方体」

今回は立方体のデッサンを描いてみます。 前回描いた「球体」同様、立方体もデッサンの基礎となるモチーフです。 立方体にも形のルールと陰影のルールがいくつかあるのですが、それを理解すれば立方体も球体も想像で描くことができるようになります。 まぁ、…

アクリルガッシュ

僕の商売道具です。 アクリルガッシュは水溶性の絵の具で、基本的に水で薄めて使います。 図工や美術の授業で使うのは不透明水彩といわれる絵の具ですが、絵の具の質感や色合いはこれとさほど変わりません。 が、アクリル絵の具の一番の特徴は、乾いた後は水…

屋上モニュメント

小雨降りしきる中、散歩をしてまいりました。 僕にとっての散歩は作品制作に関する熟考と、制作に必要な取材を兼ねています。 散歩の間には都市風景の色々なものに目が行きます。 今回はこれ。 こういった造形物を引っくるめて「屋上モニュメント」と、個人…

美大受験

僕は美大出身です。 高校は美術系に進み、その後なんとなく後戻りできないような気がして、その流れで美大受験を決め、美大受験専門の予備校に通い始めました。 当時も今もですが美大受験の世界はなかなか過酷で、トップ校に合格するには10倍〜30倍という倍…

パイの実の模刻②

先ほど投稿したパイの実の模刻にアクリル絵の具で色を付けました。 前回の記事 パイの実の模刻 - 副工場長のオフィス なかなか自然な見た目にならずに苦労しました。汗 はい、本物のパイの実はどちらでしょう? まぁバレてるとは思いますが、本物は右です。 …

パイの実の模刻

本業とは別の仕事で、立体作品を作ってます。 石粉粘土というものを使って形を作り、アクリル絵の具で色をつけるという作業なのですが、この石粉粘土、加工がしやすく頑丈で、かなり細かな造形も作りこむことができるので、色々なものを本物そっくりに作るこ…

デッサン用の鉛筆

今回はデッサンで使う鉛筆についてご紹介。 今時はなかなか鉛筆を手にする機会って少ないですよね、 しかし絵描きにとっては必需品。 シャーペンでも絵は描けますが、シャーペンだとできることの幅が狭いし、そもそもデッサンが非常に描きづらい。 デッサン…

デッサン「球体」解説

今回は、前回投稿した球体の鉛筆デッサンの描き方を解説したいと思います。 絵が上手くなりたい、リアルなデッサンを描いてみたいという人は、まずは球体から描いてみましょう。 前回の記事 デッサン「球体」 - 副工場長のオフィス 目次 1.光と陰影 2.光源を…

デッサン「球体」

今まで映画紹介の記事を投稿してきましたが、今回から「美術」のカテゴリーの記事も始めようと思います。 映画や音楽、建造物など興味のあるジャンルは色々とありますが、本業はプロの画家です。 なので一番の得意分野である美術については濃厚な内容を提供…

(ネタバレ注意)映画「テラビシアにかける橋」②

前回に引き続き「テラビシアにかける橋」について。 前回はあらすじ紹介でしたが、今回は内容分析です。映画の登場人物の心情や、この映画で何を伝えたかったのかを僕なりの視点で考察していきます。 前回の記事 (ネタバレ注意)映画「テラビシアにかける橋…

(ネタバレ注意)映画「テラビシアにかける橋」①

今回はちょっとテイストを変えてファンタジー映画のご紹介。 2008年日本公開、2人の小学生の瑞々しい子供心とその成長を描いたヒューマンファンタジー作品。 今回は僕なりの内容分析です。 ネタバレしまくるので、これからこの映画をご覧になりたい方は注意…

映画「ザ・セル」

ジェニファー・ロペス主演、独特の美意識による美しい映像表現が特徴のターセム・シン監督のサスペンススリラー。 小児精神科医のキャサリンは最先端の治療法の研究に携わっている。それは特殊な機材を通して人の深層心理に入り込み、患者の心そのものと直接…

映画「セッション9」

ブラッド・アンダーソン監督、2001年制作のサスペンス・ホラー。廃墟と化した精神病院のアスベスト除去を引き受けた5人の男たちが遭遇する、病院の黒い過去と狂気を描いた作品。 娘が生まれたばかりのアスベスト除去業者のゴードンは仕事が欲しかった。そん…

映画「ミスト」

スティーヴン・キング原作、嵐が過ぎ去ったとある町が舞台のパニックミステリー映画である。 湖のほとりの自宅から買い物をしに町の中心部を訪れたデヴィッドとその息子。いつものようにスーパーマーケットで買い物をしていたところ、突然窓の外が濃い霧に満…

映画「ヴィレッジ」

M・ナイト・シャマラン監督が、古き良き時代の小さな村を舞台に描いたスリラー。 この監督といえば以前紹介したシックスセンスが代表作で、そこからじわじわとスポットが当たらなくなったと言われているが、このヴィレッジもまた良作なのである。 その村で暮…

映画「プロフェシー」

結論から言うと、僕ホラーとサスペンスが好きなんです。 今回はリチャード・ギア主演で、実際のドキュメンタリーを原作にしたサスペンス作品をご紹介。 主人公は妻を亡くしたばかりの新聞記者。物語は妻が交通事故で怪我をし、のちに病院で亡くなるところか…

映画「CUBE」

今回はカルト的人気を博したサスペンススリラーをご紹介。 一時期、一世を風靡した映画「SAW」で広く認知された「ソリッドシチュエーションスリラー」というジャンル。その先駆けとされているのがこの映画です。 年齢も職業もバラバラの男女数人が、サイコロ…

映画「ブラインドネス」

ジュリアン・ムーア主演の問題作、パニックムービーのようでヒューマンドラマのようでもある、不思議な味わいの映画です。 とある男性(伊勢谷友介)が唐突に両目が見えなくなり、パニックに陥ります。両目が失明する感染症を患った彼は、自分の妻、身の回り…

映画「アザーズ」

再びホラー映画です。 ニコールキッドマン主演の良作。(だと僕は思っています) 霧に覆われた土地にポツンと佇む屋敷で、ある家族と家政婦たちに起こる不思議な現象を描いた作品で、真相に近づくにつれてその家の人々が抱える過去が暴かれていきます。 近年…

映画「シックスセンス」を振り返って。

皆さまご存知、映画「シックスセンス」についての、今更ながらの考察をしてみたいと思います。 言わずと知れたホラー映画兼ヒューマンドラマとしての金字塔、そしてハーレイ・ジョエル・オスメント君と監督のM・ナイト・シャマランの出世作としてあまりにも…

おはこんばんにちは

皆さまはじめまして、ブログ開設に伴い、Rileyyと名乗らせていただくことにいたしました。何についてどう語る場にするかは決めておりませんが、自分の興味の対象とそれについての考察、感想等を載せる場にできればと思います。しょっぱななのでなんとなく堅…